ジャンル:ライトBLミステリー(ブロマンス寄り)|総文字数:50,000文字予定|予想読了時間:?分
introduction
16歳の武良波(むらなみ)は、金色の髪で周囲を避けながらモノクロの日々を過ごしていた。
しかし、雨上がりに虹の下で美術教師・高村(たかむら)と出会った瞬間、彼の世界が色づき始める。
その魔法のような画力と藍色の瞳に心奪われた武良波は、美術部への入部を決意する。
しかし、平穏に思われた日々は、彼が二年生になったある日を境に崩壊する。
校内に「高村が同僚を脅した」という噂が流れ、それと同時にひとりの女性教諭が休職してしまったのだ。
高村は無実を訴えることなく学校を去り、武良波の手元には切手のない手紙だけが残される。
『今までありがとう。君が理解してくれて、僕は心から嬉しかったです。高村より』
――手紙の底では「希望」がまだ赤く光っている。
憧れの高村と再会するべく武良波はひとり動きだす。
その道程で明らかとなるのは、高村の真実と歪んだ過去、
そして孤独な少年へ与えられる、多彩な「“アイ”の形」であった。
episode
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第一章:最後の晩餐(Cenacolo Vinciano.)
1.紺青の別れ|2.緋色の逢瀬|3.瞑色の挑戦|4.藍色の記憶|5.赤星の希望
第二章:いかさま師(Le Tricheur à l'as de carreau.)
第三章:裸のマハ(La Maja desnuda.)
第四章:種をまく人(Le Semeur.)
第五章:画家のアトリエ(L'Atelier du peintre.)
第六章:アモルとプシュケ(1)(Psyche et l'Amour.)
第七話:アモルとプシュケ(2)(Psyche et l'Amour.)
第八話:怒れるメディア(Médée furieuse.)
第九章(完):聖なる愛と俗なる愛(Amor sacro e Amor profano.)
catch copy
孤独な高校生×美術教師、混ざり合う二人の有彩色ブロマンス